お店のホームページ健康診断|古さがわかる15のチェックリスト
「何年も前に作ったホームページをそのまま使っているけれど、古いのかどうか自分では判断しにくい」「予約が減った気はするが、ホームページが原因なのかわからない」。個人店の店主の方から、こうした相談はよくあります。
結論から言うと、お店のホームページは見た目だけで古いかどうかは決まりません。スマホで見やすいか、営業時間や料金が今の内容か、安心して開ける状態か、問い合わせまで迷わず進めるか。この基本が崩れていると、きれいなデザインでも機会損失が起きます。
この記事では、パソコンが得意でない方でもその場で確認できるように、古さがわかる15のチェックリストを用意しました。当てはまったときの対処も合わせて紹介するので、まずは自店のホームページを開きながら読み進めてみてください。
古いホームページが売上に響く理由
お客様は、ホームページをじっくり読み込む前に、数秒で「この店は今もちゃんとしているか」を判断します。特に初めて来店する人は、料理や施術の質そのものをまだ知らないため、ホームページの印象が信頼の代わりになります。
たとえば、スマホで文字が小さい、地図が見にくい、古いキャンペーンが残っている、営業時間が違う、ページに「保護されていない通信」と出る。こうした状態は、店主にとっては小さなズレでも、お客様には「今はちゃんと営業しているのかな」「予約して大丈夫かな」という不安になります。
逆に言えば、全部を大がかりに直さなくても、基本情報と見やすさを整えるだけで印象はかなり改善します。まずは不安を生む場所を見つけることが、最短の改善です。
ホームページの古さは、見た目の流行よりも「最新の情報が正しく、迷わず使える状態か」で判断するのが実務的です。
古さがわかる15のチェックリスト
次の15項目のうち、1つでも当てはまれば見直し候補です。4つ以上当てはまるなら、部分修正だけでなく全体の作り直しも検討したほうが整理しやすいことがあります。
- スマホで開くと文字が小さく、指で押したい場所を押しにくい
- ページ上部に「保護されていない通信」と表示される
- 営業時間、定休日、住所、電話番号のどれかが今と違う
- 料金表やメニュー表が古く、現状とずれている
- トップページに数年前のお知らせや季節案内が残っている
- スタッフ紹介が退職済みのまま、または現在の体制と違う
- 写真が暗い、粗い、店内の現状と違う
- 表示が遅く、開くまで待たされる感覚がある
- 電話、予約、問い合わせの入口が見つけにくい
- SNSやGoogleビジネスプロフィールへのリンクが切れている
- 地図が古い、または駐車場・アクセス説明が足りない
- 文章が長く、何のお店か最初の画面で伝わらない
- 自分で更新できず、業者に頼まないと1行も変えられない
- 採用情報、よくある質問、支払い方法など来店前の不安解消が足りない
- 問い合わせ後の流れや予約方法が書かれておらず、初めての人が迷う
確認するときは、必ず自分のスマホで見てください。パソコンでは普通でも、スマホだとボタンが重なっていたり、電話番号が押しにくかったりするケースは珍しくありません。
また、店主本人は内容を知っているので気づきにくいのですが、初めてのお客様は前提知識ゼロで見ています。店名を知らない人でも、3秒で「何の店で、どこにあって、どう予約するか」がわかるかを基準にすると判断しやすくなります。
当てはまったときの直し方と優先順位
全部を一気に直そうとすると手が止まりやすいので、次の順番で進めるのが現実的です。
- まずは間違っている情報を直す。営業時間、定休日、電話番号、住所、料金は最優先です。
- 次にスマホ表示と予約導線を直す。見づらい、押しづらい、予約先がわかりにくい状態は機会損失に直結します。
- その後に「保護されていない通信」や表示速度を改善する。安心感と離脱防止の土台になります。
- 最後に写真、文章、よくある質問、採用情報などを整える。比較検討しているお客様への後押しになります。
判断に迷う方のために、よくあるケースを簡単に分けると次の通りです。
2〜3項目だけ当てはまる場合は、部分修正で済むことがあります。たとえば営業時間の修正、写真差し替え、予約ボタンの追加などです。
4〜7項目当てはまる場合は、直す順番を決めて1〜2か月で整理するのが向いています。更新しやすい仕組みに変えると、次回から古くなりにくくなります。
8項目以上当てはまる場合は、つぎはぎ修正より作り直しのほうが早いことがあります。見た目だけでなく、情報整理やスマホ対応を土台から見直したほうが結果的に手間が減ります。
そのまま使える見直しメモの文例も置いておきます。外部に依頼するときに便利です。
依頼文例: 「スマホで見たときの見づらさ、営業時間の修正、予約ボタンのわかりやすさを優先して見直したいです。部分修正で済むか、作り直しが必要かを分けて提案してください。」
修正費用と作り直し費用の相場の目安
費用は内容と依頼先で大きく変わるため、ここでは相場の目安として見てください。安い高いだけで判断するより、「何が含まれているか」「公開後に自分で更新できるか」を確認することが大切です。
| 対応内容 | 相場の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 文字修正・写真差し替え | 5,000円〜3万円前後 | 情報の誤りが少なく、土台はまだ使える |
| 1ページ追加・予約導線の改善 | 3万円〜10万円前後 | 問い合わせや予約のしにくさを直したい |
| スマホ対応の見直し | 5万円〜20万円前後 | 古い表示崩れがあり、スマホで使いにくい |
| ホームページ全体の作り直し | 15万円〜60万円前後 | 古い項目が多く、全体整理が必要 |
| 更新代行・保守管理 | 月5,000円〜3万円前後 | 自分で更新できず、継続管理も任せたい |
たとえば、SSLの設定、スマホ対応、画像整理、文章の見直しを別々に依頼すると、その都度やり取りが発生してかえって負担が増えることがあります。複数の問題が重なっているなら、最初から全体を見てくれる依頼先のほうが管理しやすい場合があります。
一方で、古いのが営業時間や写真だけなら、全面リニューアルは行き過ぎです。直すべき場所を切り分けられるかどうかが、無駄な出費を防ぐポイントです。
よくある失敗と注意点
実務で多い失敗は、「見た目だけ新しくして、中身の古さが残る」ことです。トップページだけきれいにしても、下層ページに古い料金や終了したキャンペーンが残っていれば、お客様はそこで不信感を持ちます。
次に多いのは、「自分で更新できない仕組みのまま作り直す」ことです。最初は整っていても、更新のたびに業者へ連絡が必要だと、結局また古いままになりやすくなります。個人店のホームページは、公開時の完成度だけでなく、公開後に続けられるかが重要です。
もう一つの注意点は、写真と実物の差です。内装変更後なのに古い写真を使っていたり、メニューが変わっているのに昔の価格表が載っていたりすると、期待とのズレが生まれます。これは集客以前に、来店後の満足度にも影響します。
最後に、SNSだけ更新してホームページを放置するのもよくある失敗です。SNSは流れていきますが、ホームページは「正式な案内板」の役割があります。営業時間、アクセス、予約方法、料金のような基本情報は、必ずホームページ側でも最新に保ちましょう。
FAQ
Q. ホームページが古いかどうか、まず何を見ればいいですか?
A. 最初に見るべきなのは、スマホで見やすいか、営業時間や料金が今の内容か、ページが保護されているかの3点です。この3つはお客様が来店前に必ず触れやすく、古さがそのまま離脱や不信感につながりやすい部分です。
Q. 全部を一度に直さないといけませんか?
A. 一度に全部直す必要はありません。まずは予約や問い合わせに直結する項目から優先します。具体的には、スマホ表示、保護されていない通信、営業時間や料金の誤り、予約導線のわかりにくさを先に直すと効果が出やすいです。
Q. 作り直しと部分修正はどう選べばいいですか?
A. 古い項目が2〜3個なら部分修正で足りることがありますが、スマホ非対応、更新しづらい、表示が遅い、情報が全体的に古いといった問題が重なっているなら、作り直しのほうが結果として手間も費用も整理しやすいことがあります。
まとめ
お店のホームページが古いかどうかは、デザインの新しさだけでは判断できません。スマホで見やすいか、情報が今の内容か、安心して開けるか、予約や問い合わせに進みやすいか。この4つがそろっているかを見れば、改善の優先順位がはっきりします。
まずは今回の15項目を見ながら、自店のホームページをスマホで確認してみてください。少ない修正で立て直せる場合もありますし、問題が重なっているなら、早めに全体を整理したほうが結果的に負担を減らせます。大切なのは、古いかどうかで悩み続けることではなく、お客様が迷わない状態に戻すことです。
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